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日本画 平山郁夫

平山郁夫

「シルクロードを歩くようになったのは,日本文化の始まりである、仏教伝来の道をたどることが目的」こう語り、シルクロードをモチーフにした多くの秀作を描き続けた画家が、日本画買取 平山郁夫です。大作である「仏教伝来」「玄奘三蔵への道」「アレクサンダーの道」など、仏教をテーマにした壮大な作品群は、現在でも多くの人々を魅了し続ける日本画の宝として知られています。そんな平山郁夫は、1930年に生まれます。旧制広島修道中学の3年生の時、広島市に原子爆弾投下され被災します。この被爆経験が元による、赤十字活動も行っていました。戦後、旧制忠海中学に入学をしていますが、ここで兄の強い勧めによって、東京美術学校へと入学を果たします。絵画への道を心に決め、より研鑽を積んで行く為に前田青邨に師事します。卒業後には、同学で助手を勤めます。しかし、被爆の後遺症より体調が悪化し、その時に死を覚悟した作品「仏教伝来」を院展に出品。その作品が認められ初入選を果たすことになるのです。この入選をキッカケに平山郁夫は、様々な仏画を描くようになります。仏教を極めんとするその精神は、後にその元であるシルクロードへと繋がって行きます。初めてシルクロードの地へ赴いた時に描いたものが、ビザンチン時代の石窟教会に残っていた壁画を模写したものでした。そして、そのタイミングに合わせるかのように、平山は法隆寺金堂壁画の再現模写のメンバーへと加わることとなります。その源流とされている、アフガニスタン・バーミヤン石窟寺の壁画を訪問し、取材をしています。そうした、様々なシルクロードとの関わりが平山の作品を崇高なものへと導き続けます。画家として、教育者としても高名な平山郁夫なのですが、「文化財赤十字活動」という名で、カンボジア・アンコール遺跡救済活動。そして、敦煌・莫高窟保存事業に、南京城壁修復事業やバーミヤンの大仏保護事業など世界的にも貢献度が高いことでも評価されています。日本画においても、平山郁夫の作品は非常に評価が高い、不朽の存在です。美しさだけでなく、神秘性も取り込まれた崇高な作品群は、平山郁夫の持つ高い精神性が生み出す本物の芸術なのです。